鹿児島県弁護士会「中学校の丸刈り強制は人権侵害」

2009年3月6日、鹿児島県弁護士会http://www.kben.jp/)は、男子中学生の髪型を丸刈りとするのは人権侵害だとして、鹿児島県教育委員会奄美群島の11市町村の教育委員会に、廃止を求める勧告書を送ったと言うことです。
鹿児島県内では約120ある公立中学校のうち、およそ50の学校で丸刈りが強要されており、うち奄美地区は42校が丸刈りを強要していると言うことです。改善が見られない場合、鹿児島県弁護士会は警告も検討するとしています。
私が通っていた鹿児島県内の中学校も、つい数年前まで丸刈りで、出かけるときにはいつも帽子をかぶっていました。校則で長髪を禁止する例は多く、丸刈りが一概に人権侵害であるとは言いにくい部分もあると思います。ただ、現在において丸刈りは一般的な髪型ではなく、人によっては坊主頭になることは、屈辱であったり恥ずかしいと感じることもあります。客観的に、何がどうだから問題だと指摘することは非常に困難ですが、丸刈りにする必要性もありませんし、公立の学校で髪型を丸刈りに指定することは、行き過ぎた指導ではないかと思います。