麻生総理大臣、株式は怪しいと発言。

NHKの報道によりますと、2009年3月21日に最終日を迎えた経済財政政策について有識者から意見を聞く会合で、松井証券松井道夫社長が「先進国の株式市場の中で、日本だけが、外国人がメインプレーヤーになっており、税制などで『株式は悪だ』という雰囲気をふっしょくする具体的な対応が必要だ」と発言したのに対し、麻生太郎総理大臣は「まったく賛成だが、やっぱり『株屋』というのは信用されていない。『株をやっている』と言ったら、田舎では何となく怪しげだ。『貯金しているが、株をやっている』と言ったら、今でも何となくまゆにつばつけて見られるようなところがある。僕たちの田舎ではまちがいなくそうだ」と発言したそうです。

日本証券業協会・安東俊夫会長「日本は、そういうとらえ方をしている方が多いのは事実だから、麻生総理大臣もそういうことばを使ったんだと思う。あえて反論はしないが、好ましいことではない」
 松井証券松井道夫社長:「世間一般の人たちが持つ株に対する意識を、ああいう形で表現されたと思う。決して、まったく的外れだという感じは持たない」



…麻生総理がどういう意図でこの発言をしたのか、全くとらえどころが無く、何とも言い難いのですが、NHKは「今後、波紋を広げる可能性もあります。」と報じました。テレビ朝日も「今後、波紋を広げそうです。」と報じました。時事通信も「不適切発言として新たな波紋を呼びそうだ。」と伝えました。産経新聞「波紋を呼ぶ可能性がある。」、毎日新聞「問題視される可能性があり」。読売新聞は「証券会社批判とも受け取れる発言をした。」として伝えています。