H2Bロケット試験機/宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機打ち上げ

2009年9月11日午前2時1分46秒、種子島宇宙センターから日本最大の新型ロケット「H-IIBロケット」の試験機が打ち上げられました。H-IIAロケットの第一段エンジンであるLE-7Aを2基搭載し、静止トランスファ軌道への打ち上げ能力が8t(H2Aは構成により3.8〜5.8t)に向上しています。打ち上げ後、まもなく宇宙ステーション補給機(HTV)を分離し、打ち上げは成功しました。
宇宙ステーション補給機(HTV)は約1週間かけて国際宇宙ステーションISS)に接近し、物資の搬入と不要品の回収を行った上で、大気圏へ突入させて燃焼廃棄されます。宇宙ステーション補給機(HTV)には6tの物資を搭載することが可能です。2010年のスペースシャトル退役後の、主要な物資輸送手段として期待されています。