パキスタンのブット元首相暗殺

2007年12月27日、2008年1月8日の総選挙に向けた集会に出席していたパキスタン・イスラム共和国のブット元首相が、撃たれて死亡しました。銃を撃った男は自爆したらしく、周りにいた人も犠牲になっているということです。パキスタンでは、以前からクーデターが相次ぐなど不安定な政情が続いてきました。2007年10月18日(日本時間19日)にも、ブット元首相を狙ったと見られる爆発事件があり、約140人が犠牲になっています。また、2007年11月3日には軍参謀長でもあるムシャラフ大統領が最高裁と対立し非常事態宣言の発令や憲法の効力が一時停止される(2007年12月15日解除)など、政治的に混乱しています。