イラク武装勢力、フィリピン人の人質を解放?

イラク武装勢力はフィリピン人の運転手を人質にしてフィリピンの部隊撤退を要求していた。フィリピン政府は要求に応じ、昨日までに部隊を撤退。武装勢力の要求に応じた初のケースで武装勢力の対応が注目されていた。フィリピンは、国民の多くが海外で収入を得るために働いており、要求を受けざるを得ない事情があった。米国は「誤ったメッセージを送りかねない」と、強く反発している。武装勢力の要求に応じることで、今後フィリピン人がテロの標的になる可能性が高まるという意見があり、注目される。
日本ではダッカ事件で、テロリストの要求に応じ、「テロも輸出するのか」と各国から強い批判を受けた経緯があり、イラクでの邦人人質事件ではテロの要求には応じない方針を貫いた。拘束された5人は無事解放されたが、日本人が襲撃され4人の死者が出ている。ダッカ事件の後、再び日本人がテロの対象になる事件が数件あった。
開放された人質の映像が放送され、フィリピンの大統領と電話していました。人質になっていた人の家族がとても嬉しそうでした。韓国の家族を殺された仕舞ったかたも、…助かっていたら良かったのに、と、そう思うのでした。