美浜原子力発電所3号機で事故

午後3時28分頃、福井県関西電力美浜原子力発電所3号機(1976年12月営業運転開始、加圧水型軽水炉、出力82万6000キロワット)で、200℃を超える高温の蒸気が噴出し、作業員11人がけがをし、6人が重症、1人が重体、4人が死亡しました。事故が起きたのは、タービン建屋という建物。噴出したのは放射能を含まない2次系冷却水で、放射能漏れなどの被害は無いということです。現在、3号機は自動停止しているということですが、関西電力に由りますと、原因は冷却水の供給不足だということです。亡くなったのはいずれも、木内計測の社員です。
美浜原発3号機では、原子炉内に150気圧の圧力を加えることで、1次冷却水は300℃、2次冷却水では200℃の高音になっています。以前にも放射能を含む冷却水が漏れ、原子炉を手動停止する事故がありました。また、美浜原発2号機では、原子炉格納容器内の細管が破断し20数tの一時冷却水が漏出、緊急炉心冷却装置を作動させて緊急停止するという事故が起きています。

小泉総理大臣「死傷者が出て残念。詳しい状況はまだわからないが、安全対策をしっかりしたい。」

福井県原子力環境監視センター:http://www.houshasen.tsuruga.fukui.jp/
環境防災Nネット(放射線データー):http://www.bousai.ne.jp/
浜松原子力PRセンター:http://www.kepco.co.jp/pr/mihama/
関西電力株式会社:http://www.kepco.co.jp/