「教育がニート予備軍大量生産」

失業者数/失業率グラフ

中山成彬文部科学大臣は、昨日行われたタウンミーティングで、教育について語りました。

「競争は悪だとしてきたが、社会に出ると競争社会で子供が落差に戸惑う。こういう今までの教育は、ニートなどの予備軍の『大量生産』に手を貸しているのではないか(朝日)」「これまでの教育では競争が悪だといわれ、学校にも行かず、働く意欲もない若者、いわゆるニートの予備軍を大量生産することに手をかしていたのではないか(NHK)」「競争が悪だというこれまでの教育では、社会の激しい競争についていけない。フリーターや、(働く訓練も教育も受けずにいる若者の)ニートの予備軍を大量に生産することに手を貸している(共同)」「職業観を子どものころから教えていかなければならない(共同)」「社会は厳しいということを、子どものころから教えないといけない(時事)」「(土曜や補習の)授業をやってもいいと思う。私学はやっており、公私間で差がつく(共同)」「国旗・国歌には敬意を払うことを先生方が教えないと、教え子がひどい目に遭うこともある(朝日)」「(教職員に)どういう考えがあっても、そういう(国旗・国歌には敬意を払うものであるという)問題があると教えるのは教師として当然だ(朝日)」「(教員に)内心の自由はあるが、どういう考えであっても国旗国歌に敬意を払うということを教えるのは、教師として当然のことだ(共同)」「国旗国歌に忠誠を尽くすというのを教えていないと、外国に行って恥をかき、ばかにされる。教えないと教え子がひどい目に遭うということを理解してほしい(共同)」

要約すれば、

  • 社会に生き抜くために競争原理を学ぶ必要アリ。
  • 競争のない教育はニートの予備軍を大量生産する。
  • 若いころから職業意識をはぐくむべきだ。
  • 公私の差がつくので、土曜授業や補習授業をやってもよい。
  • 将来恥をかくので、国旗や国歌に敬意を払うよう教育すべし。

ゆとり教育からの方針転換として歓迎する意見も多いようです。勤勉な日本人には、現在の教育制度は歓迎されていないようなので、当然の意見だと思います。
ただ、ニートの発生と教育は関係ないと思うのですが、いかがでしょうか。おそらく不景気と将来への展望の暗さが原因だと思うのですが。