「日本人が中国人を殺害」デマ出回る

日本で中国語の新聞を発行している『関西華文時報』(大阪市中央区/発行人・黒瀬道子/編集人・叢中笑)が、「日本で中国人が襲われ殺害される」といった記事を掲載したという“誤った情報”が中国のBBSなどWEB上で出回る騒ぎがありました。毎日新聞によれば、これについて、『関西華文時報』の発行人・黒瀬道子さんは次のように語っています。

反日の動きで在日中国人は非常に困っており、私たちも心を傷めている。こうした記事が流されていることについては大変憤りを感じています」

同紙のWEB版のトップページには次のように、抗議の文言が書かれていました。

某海外華文網站中有悪人冒用本報名義発表了虚偽新聞「両名中国留学生在日被圍殴:已有一学生身亡」、対此本報編集部表示強烈抗議。『関西華文時報』保留追究一切法律責任的権利。

また、中国の外務省も、この記事が「事実に反する」との報道官談話を発表しました。以下は、『関西華文時報』のWEBサイトに掲載されている編集長の日記です。

『編集長(叢中笑)日記』
恶意造谣可耻 2005年04月14日(星期四)
4月14日,某些海外华文网站中有坏人冒用本报名义发表了假新闻“两名中国留学生在日被围殴:已有一学生身亡”,对此本报编辑部表示强烈抗议。《关西华文时报》保留追究一切法律责任的权利。这种造谣的制造方很可能是《关西华文时报》在日本的竞争对手,或者是日本和中国一些唯恐天下不打乱的坏蛋。
http://kansai-chinese.com/Diary2/index.html

このような、緊張した状況で、このような悪質ないたずらは許されるものではないと思います。日本国内で中国語の新聞を発行している新聞社さんに迷惑であるのは言うまでもありませんが、これで、日本人が中国人に敵意を持っていると思われるようなことがあったら、その損失は計り知れません。