宇宙創成期は液体?気体説否定−加速器での実験で

広島大や東京大学(浜垣秀樹助教授)、米ブルックヘブン国立研究所などの国際チームが発表したところによりますと、加速器を用いて金を衝突させ宇宙誕生のビッグバン発生から100万分の数秒間の状態を再現した結果、元来クォークグルーオンなどの粒子が気体状に存在していたと考えられてきましたが、観測結果から液体のように規則的な流れをもった状態であったということです。
この実験では米国ブルックヘブン国立研究所の一周3.83kmの円形加速器RHICを用いて金の原子核を衝突させ、高密度で2兆度の状態にしたということです。