「赤本」が著作権侵害で訴えられる。

大学入試のバイブル、世界思想社教学社の大学入試問題集「赤本」が過去の入試問題に出題された小説などの文章を無断で掲載したとして、作家ら11人が著作権の侵害で約730万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
「赤本」では、過去に大学入試で出題された作品を無断で掲載しており、作家らは著作権者の複製権や氏名表示権などが侵害されたとしています。

世界思想社教学社「具体的な内容がわからないので今の時点ではコメントできない」

日本の著作権法では、第三十六条(試験問題としての複製等)において、営利を目的とせずに試験問題として利用する場合には、問題として無断で複製することができます。しかし、例えばその問題を売るなど営利目的に利用する場合には、通常の使用料の額に相当する額の補償金を支払う必要があるほか、そもそも試験として利用しない場合には著作権者に許可なく複製・配布することは認められていません。
…まさか、無断利用していたとは…しかも、氏名表示無しで。