自衛官自殺04年度は94人、社民党議員の調査で
社会民主党の阿部知子衆院議員が護衛艦「たちかぜ」で起きたいじめ自殺事件を調べる一環として、防衛庁から入手した統計資料によると、2004年度に自殺した自衛官は94人だったということです。内訳は、次の通り。
陸上自衛隊 | 64人 |
海上自衛隊 | 16人 |
航空自衛隊 | 14人 |
年代別では、次のようになります。
25〜29歳 | 18人 |
30〜34歳 | 11人 |
35〜39歳 | 15人 |
45〜49歳 | 15人 |
年度別では次のようになります。
00年度 | 73人 |
01年度 | 59人 |
03年度 | 75人 |
全国には実数でおよそ24万人の自衛官がいますから、自殺率は0.039%で、10万人あたりの自殺者数は39.16…人です。日本の統計で出ている10万人あたりの自殺者数は27人ほど、男性に限れば40.1で、自衛官の男女の構成比が分かりませんが、別に多くはないという印象です。逆に、年代別の自殺者数では一般には年代に比例して増えているのに対し、自衛官では逆の傾向が見られます。
ちなみに、2003年の職業別では無職者がダントツで多く(14,491人)、次いで会社員(3,067人)、主婦主夫(2,781人)、失業者(1,747人)、その他被雇用者(1,672人)、その他自営業者(1,400人)、不詳(1,127人)と続きます。ちなみに、公務員等は548人でした。全体的に管理職の自殺は少なく、無職や被雇用者の自殺が多く、ついで自営業が多いです。学生は管理職と同じぐらいです。