靖国神社参拝、自民党内ごたごた。

先日、河野洋平衆院議長が小泉総理大臣に対し靖国神社参拝を自粛するよう申し入れたのに対し、安倍晋三幹事長代理が三権分立に反する行為だと批判したことについて、森喜朗前総理大臣は次のように述べたと言うことです。

「堂々と議論するのはいいが、先輩を非難するのは避けるべきだ」「(河野議長の申し入れは)党を思いやってのことだ」「こういう大事な時に(党が)瓦解したらひとたまりもないが、みんながしっかり結束していれば強い。そのことだけは忘れずに」(産経新聞より)

また、朝日新聞の報道によりますと、全国8万社を包括する神社本庁では基本方針を発表し、A級戦犯などの分祀はあり得ないとし、極東国際軍事裁判については結果については認めているものの、裁判そのものの正当性は認めていないことを根拠に、首相の参拝を要求したということです。

ソースが見つからないので、読売新聞を見てみる。…なんでも、「神道の教学上」「祭神の分離という意味の『分祀』は神社祭祀の本義からあり得ない」「『分祀』の意味を誤解した議論がなされていることに深い憂慮の念を禁じ得ない」…ということだそうです。あぁ…、言葉の問題ですね。「首相は内外からの干渉を排して靖国神社参拝を継続すべきだ」ということだそうです。
あまり宗教が全面的に出てくると、「政教分離に反する」拒否反応を示す人がいるので、あまり大々的に報道されるようなことはしない方がよいと思います。
ちなみに、郵政民営化関連法案は会期内での可決は難しくなり、調整がはじまっている模様です。