「ピアノマン」の正体

今年の春にイギリスの海岸で保護され、話すことなく、ただピアノだけを弾いている(ピアノの腕はプロ級)として報道された男性がいたのですが、本日のイギリスの大衆紙「デイリー・ミラー」の電子版が、この男性は精神障害者を装っており、ピアノもほとんど弾けなかったと報じました。
全世界のマスコミがイギリス発のこのニュースを大きく報じ、特に日本のマスコミは「ピアノマン」と称される人の身元をいち早く確認しようと、些細な情報や明らかに間違った情報があっても、現地にスタッフを派遣してリポートを送っていました。
実際の所、ピアノがほとんど弾けないと言う事実も「ピアノマン」の最初の報道の後すぐに報道されたのですが、本当に小さな扱いで、当時イギリスあたりで公開されていたイギリス映画『ラヴェンダーの咲く庭で』と酷似しているとして、話題だけが先行してしまいました。

ちなみに、読売新聞と時事通信朝日新聞では、彼は同性愛者だと伝えています。(共同通信では言及無し。)