米軍、ザルカウィ氏殺害

イラク時間2006年6月7日午後6時15分(日本時間の7日午後11時15分)ごろ、イスラムスンニ派の過激派集団「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」を率いていたヨルダン人のテロリスト、アブ・ムサブ・アル・ザルカウィ氏が、アメリカ軍の空爆を受け死亡しました。
アメリカ軍は聖戦アルカイダ組織関係者からの情報を元に、ザルカウィ氏の隠れ家を中部の都市バクバから約8キロの地点と特定し、F16戦闘機2機で500ポンド爆弾2発を投下し6人を殺害、この内の一人がザルカウィ氏だったということです。
ザルカウィ氏は日本人の旅行者であった香田証生さん(当時24歳)を拘束し、首を切って殺害する様子をインターネットで公開するなど、残虐なテロ活動を繰り返していました。
アメリカのブッシュ大統領は声明を発表し、「アルカイダにとって深刻な打撃」「テロとの戦いの重大な勝利だ」などと評価しました。殺害されたザルカウィ氏の遺体の顔写真も公開され、アメリカのテレビでは遺体の写真が頻繁に映し出されていると言うことです。…さらし首のような感じでしょうか。
なお、現在イラクではテロが活発化しており、毎日数十人の死者が出ています。ザルカウィ氏が率いたイラク聖戦アルカイダ組織では、ザルカウィ氏の死亡を認めた上で、今後もテロを続けるとする声明をインターネットを通じて公開しました。
また、イラクでは他に以下の4人の方が殺害されています。