北朝鮮が核実験か?

FNN系列のニュース番組で終了間際の11時55分頃、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)が核実験を行い成功した模様だという報道が入りました。北朝鮮は2006年10月3日、朝鮮中央通信を通じ核爆弾を爆発させる実験を行うという声明を発表、これを受け国連安全保障理事会では2006年10月7日、追加的制裁措置の発動を警告する議長声明を採択しています。
北朝鮮核兵器の開発を巡っては、核開発を巡る六カ国協議(参加国はアメリカ合衆国大韓民国北朝鮮中華人民共和国、日本国、ロシア連邦)を通じて話し合いが行われていましたが、日本やアメリカの経済制裁に反発し、北朝鮮は協議から退いていました。北朝鮮は瀬戸際政策を行うことで制裁の緩和を狙ったものと思われますが、日本やアメリカや強硬な路線を堅持するものと思われ、外向的な圧力が強まることが懸念されます。また、比較的融和な政策を行ってきた中国や韓国も北朝鮮に対する接し方を変えざる得ないと思われます。国連安保理での協議が気になります。
爆発によると思われる揺れは想定より小さく、現時点では行われたのが本当に核実験であったのか分かっていません。
安倍新総理は現在日韓首脳会談に望むべく韓国に居ます。
朝鮮中央通信は11:50頃に核実験に成功したという内容の記事を配信したそうです。それによると、核実験は安全に行われ放射能漏れなどはなく、地域の安定に貢献するということです。核実験については最近ではインドが成功し、アメリカが核開発を容認しています。
実験が行われたのは日本時間の2006年10月9日午前10時35分頃とみられ、仮に核実験が成功していたとしても小規模な物だと考えられています。震源は北緯40.81度、東経129.10度(韓国地質資源研究院)、震源は北緯41.311度、東経129.114度(USGS)、北緯41.2度、東経129.2度(日本の気象庁)、マグニチュードは3.58〜3.70(韓国政府)、4.2(USGS)、4.9(日本の気象庁)、M3.6の場合、TNT火薬に換算すると500t分の威力だそうです。今回の揺れは、縦揺れが強くP波・S波の区分のない、明らかに人工的な揺れだそうです。