全日空グループの旅客機が後輪だけで胴体着陸・高知空港

2007年3月13日午前10時54分頃、全日空1603便が後輪だけでの着陸を行いました。着陸は極めてスムースに行われ乗員乗客に怪我はなく機体にも大きな損傷はありませんでした。問題が起きた機体はボンバルディアDHC8-400型機で乗員4名、乗客56名の合わせて60名が搭乗していました。納入は2005年7月、総飛行時間は2967時間、トラブルは特になかったと言うことです。午前8時20分に大阪空港を離陸し8時55分に高知空港に到着する予定でしたが、到着前の8時49分頃に前輪が降りないと高知空港管制官に連絡があり、全日空には9時10分に連絡があったと言うことです。燃料を消費するために上空で旋回していました。10時25分頃には後輪を接地させた衝撃で前輪を出そうとする「タッチアンドゴー」と呼ばれる操作を行いましたが前輪は出ませんでした。着陸時に接地部分から若干の火花が飛び散りましたが問題はなく、機体が停止した直後に消防車が放水を行い、乗客らは着陸から約15分後に機体の外に出ました。
午前11時40分頃から全日空オペレーション統括本部の中村克己副本部長と長瀬眞常務取締役が記者会見を行い謝罪しました。

長瀬常務取締役「安全運行に努めてきましたが、このような事故を起こしたことはまことに遺憾であり、搭乗された客や関係者に多大な心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび致します」

全日空 ANA1603便(伊丹発高知行き)の緊急着陸について
テレビ各局は通常放送を打ち切り臨時ニュースを放送したと言うことです。特にNHKはビデオカメラを2台準備して撮影していました。今回はTBSが熱心で、テレビ朝日は出遅れ?

  • NHK 午前10時25分から11時半まで
  • TBS 午前10時25分から
  • 日本テレビ・フジテレビ 着陸の様子を中継


高知空港