宮沢喜一元首相、死去

2007年6月28日午後1時16分、宮沢喜一元日本国首相が老衰のため亡くなりました。87歳でした。保守本流、護憲・ハト派の保守リベラリストとして活躍されました。
宮沢喜一元首相は1919年10月8日生まれ*1東京帝国大学卒業後に大蔵省に入り、1953年に34歳(35歳?)で政界入りしました。1991年に72歳で第78代内閣総理大臣に就任、PKO協力法を成立させました。自民党分裂のありを受け内閣不信任案通過、内閣を解散させ衆議院選挙を行いましたが大敗し、日本新党新生党新党さきがけ社会党公明党民社党社民連民改連による連立内閣が発足、自民党は38年間ぶりに政権を譲ることになりました。その後、細川内閣、羽田内閣を経て、村山内閣で与党に戻り、公明党と連立を組むようになっています。1998年に発足した小渕内閣では大蔵大臣に就任、引き続いて森内閣では財務省から省庁改編で誕生した財務省の初代大臣となりました。首相を歴任した人が大蔵大臣に就任するのは異例のことでしたが、赤字国債を発行し続け、結果的には景気は改善せず国の財政が危機的状況に陥りました。2003年の総選挙では自民党小泉首相の意向を受け議員を引退、先日までテレビなどで「ご意見番」として活躍していました。
日曜日の早朝に宮沢さんがゲストとして登場するテレビ番組があって見ていて、今年の初め頃だったと思うのですが、まだ元気そうに見えたのですが…。