日本テレビ、境界性人格障害の患者は突発的に暴力をふるうと紹介

日本テレビが2007年8月1日に放送した「ザ!世界仰天ニュース」(サブタイトル:女の凶悪事件スペシャル)で、オーストラリアの境界性人格障害患者が起こした刺殺事件を紹介した上で、境界性人格障害の患者について「突発的な暴力は同障害の典型的な症例」と解説しました。「境界性人格障害の人は、みな殺人を犯すと誤解されかねない」との抗議が相次いでいると言うことです。

日本テレビザ!世界仰天ニュース」WEBサイトより引用
前回の「ザ!世界仰天ニュース」でキャサリンというオーストラリアの女性が殺人を犯した事件を紹介しましたが、番組の中で彼女が「境界性人格障害」の可能性があると放送しました。しかし、紹介したケースは極めて例外的なものです。前回の放送は「境界性人格障害」に対して誤解を招きかねないもので、この病気で苦しんでらっしゃる方、および関係者の方々にご迷惑をおかけしました。

境界性人格障害は、神経症統合失調症精神疾患の一種)の境界を意味し、いわゆる「精神病」とは異なります。人口の1〜2%が、この障害を持っているとされ、不安感を持っていたり、感情の起伏が激しかったり、時に自殺を企てるなどの特徴があります。



日本テレビでは2007年7月21日、新潟県中越沖地震で屋内での取材自粛を要請されているさなかに、系列局の中京テレビスタッフが避難所のテントにマイクを設置し、問題になっています。