福田内閣発足

2007年9月12日に自由民主党の総裁である安倍前首相が突然辞意を表明したこと受けて、14日告示・23日投開票の自民党総裁選挙で総裁に選ばれた福田康夫衆議院議員が、25日の国会・衆議院で首相指名を受け、参議院では参議院第一党である民主党小沢一郎代表が指名されましたが、憲法の規定により福田氏が指名され、直ちに組閣が行われました。そして、日程の都合上、翌26日に正式に福田内閣が発足しました。
福田首相は、第67代総理大臣でダッカ事件の時に「人命は地球より重い」と発言したことで有名な故・福田赳夫元首相の長男です。2代続けて内閣総理大臣になったのは、憲政史上はじめてだということです。安倍内閣の前の小泉内閣と、その前の森内閣官房長官を務め、手腕をふるいました。前回の総裁選挙では、年齢を理由に出馬しませんでしたが、今回は周りの強い声に押される形で総裁になりました。
福田首相は自身の内閣について「一歩間違えば政権を失う」として、「背水の陣内閣」と称しました。