自民党の細田幹事長が日本国民の程度が低いと指摘するかの様な発言

報道によりますと、2009年7月24日、自民党の幹事長である細田博之衆議院議員が、日本国民の程度が低いかのような発言をし、直後に発言を撤回したそうです。

細田博之自民党幹事長「麻生総理が字が読めないらしいと言って楽しんでいる。ぶれたらしいと言って。それはそんなに大したことない。役員人事だろうが閣僚人事だろうがどうでもよいこと。だけど、そのことの方が、みんな面白いんだ」「日本国の程度を表している。国民の程度かもしれない」(2009年7月24日記者団インタビューに答えて/2009年7月27日のFNN報道より引用)
同上「(首相が)字が読めないらしいですねなんて楽しんじゃっている。ぶれたらしいなんて。どうでもいいことだが、その方がみんな面白いんだよ。日本国の程度を表している。国民の程度かもしれない」(同上/2009年7月25日の産経新聞報道より引用)
同上「(報道機関は麻生太郎首相が)『字が読めない』『ぶれた』と言って楽しんでいるが、たいしたことはない」との認識を示した。さらに「そのことの方が皆、面白いんだ。日本国の程度を表している。国民の程度かもしれない」「そういうことしか、主として取り上げない。電話で調査して支持率は何%と、いいかげんにしてくれという感じだ。聞いて意味がありますか」(同上/2009年7月25日の毎日新聞報道より引用)

個人的には細田幹事長の発言は、全くその通りだと強く思います。問題は政策、ただ一点です。政策についての話しについてはあまり聞きません。麻生内閣では村山談話の踏襲、新テロ特措法の延長、金融危機下の補正予算(週末の高速道路1000円定額・定額給付金・エコポイント・自動車のエコ減税・アニメの殿堂*1)などを行いました。一方、中山成彬国土交通大臣が失言で辞職、松浪健太内閣府政務官罷免、中川昭一財務大臣が飲酒して記者会見に臨んだと疑われて辞任、日本郵政社長と対立した鳩山邦夫総務大臣を事実上更迭など、閣僚に恵まれず、政策面でも税制や国民保険制度など目立った成果を上げられていないのが実情です。麻生首相が、総選挙を行って勝つのが自分の天命であるかのような内容を雑誌で発言しており、任期間際まで衆議院を解散せず、支持率の下落を招いたのも、政権運営上の失策といえるでしょう。
日本人は、日本のこれからの在り方について、もっと考える必要があるように思います。…下手の考え休むに似たり…という言葉もありますけれどね。でも、自民党の幹事長が日本人のレベルが低いようなことを言ったらいけないと思う。