家族らクェートへ

イラクの中心で、バカとさけぶ―戦場カメラマンが書いた
イラクの中心で、バカとさけぶ
橋田信介(著)
先日、イラクで襲撃されたジャーナリストの橋田伸介*1さんと小川功太郎さんの家族が、日本時間の今朝早く(5時頃)イラクの隣国クエート(クウェート)へ、到着しました。橋田伸介さんと小川功太郎さんとされる遺体は、バグダッドで医務官らにより確認中ですが、現在の所はっきりとした検証結果は得られていない模様です。今日中にも米軍機でクェートに運ばれ、そこで最終的な身元確認を行い、早ければ6月1日にも日本へ帰国する予定だということです。
現在の所、依然犯人につながる情報はなく、犯行の理由も不明です。しかし、犯人は日本人だと承知した上で殺害・処刑をしたという見方が強まっており、運転手が証言した犯人の言葉から、外国人を狙った無差別テロのように思われます。拘束された5人のように、イラクに来た目的を説明することが出来れば、襲われずにすんだのだろうか、と考えると、なんともやるせない気持ちになります。
午後5時のTBS系ニュースの森の報道によりますと、小川さんとみられる遺体は小川さんのものだとほぼ確認されたということで、今日中にクウェートへ輸送し、家族が最終的な確認をする予定だと言うことです。しかし、橋田さんの遺体は損傷が激しく、確認作業は難航しているということです。…アメリカの民間人みたいに、遺体を引きずりまわしたり、ぶら下げたりなど酷い扱いを受けなくて本当に良かったと思います。

*1:読売新聞はこの字だったです。4時間後ぐらいに密かに修正されていましたが。