小泉純一郎総理大臣、無茶を言う

麻薬の薬物中毒と思われる男性が車を建物に激突させ、その後、追跡してきた警察官が乗っていたパトカーに乗って逃走しようとして捕まった事件。ちょうど、民放のテレビカメラが居合わせて、その様子を録画し全国に放送しました。
薬物中毒と見られる男性はバットを振り回しながら警察官やカメラマンを威嚇、危険を感じたカメラマンと警察官は距離を取って様子を見て、パトカーに乗り込もうとした所を押さえ込んで無事に取り押さえることが出来ました。はらはらドキドキの活劇!そんな警察官に小泉総理大臣から温かいお言葉がありました。

小泉「警官が犯人に追われて逃げるような場面を見た。」「警察官というのは、そういうものを取り押さえるために行っているのに、逃げるとは何事か。よく状況を精査して注意するように。」「警官はどういう訓練を受けているのか」「警官はちゃんと訓練して心構えをするように」「あれはみっともない。しっかりしてほしい」
村田吉隆国家公安委員長「警察官が逃げようとしたことと、エンジンをかけたままパトカーを放置していたのは問題」「この問題は由々しきこと」「ご指摘のようなことがあればおわびしたい。指示を徹底したい」
細田官房長官「実態がどういうことか一部画像だけでは分からないので、よく調査する必要がある。全体像は調査すれば分かるだろう」

実際に、その民放の映像が流されていたのを見ていたのですが、あの状況で間合いを取らずに、弁慶のように仁王立ちをしろというのは無茶だと思います、小泉総理。
おそらく、数人の警官がバットで殴り倒されて、それでも犯人を捕らえる…という絵を期待したのだと思いますけれど…、映画の見過ぎではないでしょうか。そもそも、逃げてないし(あれは避けたというのです)。

でも、訓練を徹底するのは、賛成ですv別に今の警察が悪いとかそう言うことではなくて、訓練は大事です。