テレビの青少年に対する影響は限定的

これを時事通信が放送すると「テレビは子供の行動にも影響」となるから不思議です。
さて、NHKと民放で組織する「放送倫理・番組向上機構」(BPO)では「子どもの意識や行動とテレビ視聴との相関関係および因果関係について示唆を得ることを目的に」4年間の追跡調査を行い、本日行われたシンポジウム「子どもとテレビ」で「青少年へのテレビメディアの影響調査」と題して発表しました。それによりますと、『子どもの社会的なルール違反の傾向や不安な気持の表れを高める要因として「テレビが主な原因となるような結果は得られなかった」』(NHKの報道より)ということでした。ただし、バラエティー番組などで行われている行為が「問題行動や問題意識へとつながりかねないことも示唆された」ということです。
しかし、ほぼ全ての家庭が一律にテレビを視聴している環境の中で、「面接のみ」の調査を行った結果であり、実際の所はよく分からなかった…というところではないでしょうか。今回は、テレビ局の設置した団体による調査でしたが、今のうちに精神学者さんたちは、インターネットやゲームでも調査しておいた方が良いと思います。
ちなみにNHKは「青少年へのテレビの影響調査」と題し報道しました。結局何のための調査だったのか分からなかったことを間接的に表現していて素晴らしいと思います。他のマスコミは取り上げてすらいない所が多いみたいです。