Shade 8登場
本日20日、株式会社イーフロンティア(e-frontier)は、2005年7月15日(金)より個人向けの3DCGソフト、「Shade」の新バージョンを発売すると発表しました。
Shadeは、3Dグラフィックを制作するための統合型の3Dグラフィックソフトで、誕生から20年を迎え、累計出荷本数は40万本を誇る日本を代表する3Dグラフィックソフトです。価格は、Professional Versionが99,800円(税込)、Standardが34,800円、Basicが10,000円になっています。バージョンアップ価格は、Proが 20,000円、Standardが18,000円、Basicが5,000円となっています。また、StandardからProへのアップグレードが60,000円、Basicからは80,000円、Basicから、Standardへのアップグレードは25,000円となっています。
Shade 8の概要は次の通り
- 新機能
- ファイルの入出力
- 「Poser 6」のダイナミックヘアとモーフターゲット差分ファイル形式に対応
- 「OpenEXR」に対応
- 「Adobe Illustrator」対応形式で出力
- モデリング
- ポリゴンメッシュ編集機能を一新
- 投げ縄/トレースによる選択が可能
- レンダリング
- アニメーション
- 手を固定したまま体の位置を動かすようなポーズ設定を可能に
- 足が(地面に対し)滑らないように
- ジョイントが常に任意のオブジェクトの方向を向くように
- その他
- 透視図でも背景を表示
- 色深度が64bit、128bitイメージを取り扱うことが可能に
- テクスチャ素材を100点以上収録
- ファイルの入出力
- 改善点
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- Callisto 2で半透明な材質やラメ塗装を再現できるように
- Radiosity 3で自由曲面の自動分割に対応
- 表面材質プレビュー/背景表示がリアルタイム表示に
- 「ブラウザウインドウ」が上下に分割表示可能に(片方ではマスターサーフェスやマスターオブジェクトのみ表示させることが可能)
- 「ブラウザウインドウ」で、形状の名称に色が付けられるように
- HDRファイルとOpenEXRファイルのカタログが作れるように
- 「部分レンダリング」チェックボックスをイメージウインドウに追加
- 「角の丸め/切り落とし」機能を搭載
- 形状の作成や移動など、連続して実行できる「連続モード」を搭載
- 作業中のアニメーション設定をリアルタイム再生
- 「パスジョイント」機能に「等速移動」モードを追加
- パーティクルの合成方法を選択できるように
- レンダリングイメージのプレビュー機能が追加
- レンダリングイメージのサイズと解像度の設定方法がより簡単に
- プラグインSDKが作りやすく
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- 動作環境(OS)
- Windows 2000/XP
- Mac OS X 10.3/10.4
…特に3D形状をIllustratorで処理するということもないので、特に目新しい改善は無いでしょうか。アニメーションの機能は待っていた人には大変待ち遠しい機能だったと思います。