サマーワで自衛隊に投石した住民が拘束される

イラクの南部の町、サマワに駐留している陸上自衛隊軽装甲機動車に石を投げたとして、住民3人がサマワ警察本部に拘束されていたことが26日までに分かったと報道されています。
現場付近では、白い壁に赤で「DOWN JAPAN」、英語とアラビア語で「日本に死を(DEth For JAPAN)」「われわれのもとを平穏のうちに去れ」と書かれ、隣に日の丸に×印をしたものが描かれたものが見つかっていますが、関連は不明です。
大野防衛庁長官は当時、次のようにコメントしています。

24日の記者会見「背景や意図はわからない。本当に残念だ。最大の注意を払い、人道復興支援を続けたい」

ムクタダ・サドル師のサマワ事務所の広報担当者(落書きについて)「われわれは関知していない」

ところで、日本政府はサマーワに、60メガワットの発電所建設に総額127億円の無償資金協力を行うことを決めたと言うことです。27日にムサンナ県のハッサニ知事は記者会見で次のように語りました。

「小規模な復興事業だけでなく、大型の公共施設の建設を求めてきた我々の要望が聞き入れられた」

どうせお金をかけるのですから、単に人を送って米英の支援をするのではなくて、イラクの人のためになる事をしてもらわないと。米英の物資輸送任務に当たって、目に見える復興活動をしないのであれば、何を言っても説得力がないです。…米英の支援をしないと、日本としては行く意味がないのですが(:P)

WEBサイトには肝心のことが載せてありません。言う人に言わせれば「載せない」のだそうですが、「載せられない」のだと思います。
本日、斎藤昭彦さんを拘束したとされる武装組織「アンサール・スンナ軍」がWEBサイトに新たな映像を公開し、斎藤昭彦さんを殺害したと発表しました。日本政府では確認を進めていますが、映像は当人ようではあるものの、断定するのは難しいようです。弟さんは、死亡を確信した様子です。詳細は5月10日の投稿へ。