「“就労意識”親子間で違い」by NHK

NHKの「“就労意識”親子間で違い」と銘打った報道。内容は次の通り。

  • 内閣府意識調査
    • 仕事に就いていない若者
      • 「希望の仕事があれば働きたい」53%
      • 「希望と違う仕事でも働きたい」24%
    • 仕事に就いていない子を持つ親
      • 「多少希望と違う仕事であっても働いてほしい」53%
      • 「希望の仕事があれば働いてほしい」24%
    • まとめ
      • 「仕事に就くことの考えに親子の間で違いがあることが浮き彫りになった。就職で悩んでいる若者への相談体制を充実させるなど、若者が希望の仕事に就けるよう、支援対策を強めたい」

内閣府が今年の1月〜2月に、全国の15歳から29歳までの人とその親を対象に行い、仕事に就いていない若者とその親を対象にした質問では1700人から回答を得たと言うことです。この結果は、21日発表の「青少年白書」に盛り込まれたと言うことですが、…少し考えれば分かる、この勘違いなまとめと、それをそのまま報道するNHKの姿勢は、つっこんでも良いんですか?…ね?
単純比較したいのだったら、「多少希望と違う仕事であっても働いてほしい」の「多少」を外すべきでしょう。…あと、これ複数回答なんですか?「意識」の違いと「立場」の違いは分かりますか?支援策を強めることと、親子の考えの違いを無くすことと、何か関係があるんですか?謎ばかりです。
条件に問題がなければ働きたい子ども77%、同親77%。働きたくない・働いて欲しくない親子(或いは無回答?)23%。ピッタリじゃないですか。変な指摘ばかりしていないで、就業支援がんばってください。
…青少年白書を後で読まないと…。