茨城7区選出自民党亀井派永岡洋治衆院議員首つり自殺

永岡洋治衆院議員は郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で賛成票を投じており、亀井派の他の議員から批判を受けていたと毎日新聞は伝えています。

小泉純一郎首相「びっくりしていますけども、残念ですね。どういう理由か分かりませんけども、残念です」

新聞各紙がおもしろおかしくかき立てようと、郵政民営化の話を持ち出したのかと思いきや、周りの人も郵政民営化関連法案の採決をめぐって悩んでいたと話しているとか。現在ぱっと見た限りでは亀井派の体質を批判する意見が多いようでしたが、小泉総理の態度について非難する意見もちらほら。冗談交じりの陰謀説や殺人説もあるようです。…今後遺書などが見つかって自殺の動機が発表されるとよいのですが、このままではマスコミによって郵政民営化の問題と絡められるのは必至です。実際の所、何があったのでしょうね。
夜になって報道の方は、自民党執行部の締め付け*1が自殺の原因であるかのような報道が目立ってきました。永岡議員は、郵政法案に反対していたものの、執行部の締め付けにより法案に賛成の票を入れており、マスコミなどにも、その旨話していたために、亀井派の議員は攻勢を強めています。自民党執行部は憶測でものを言うべきではない等と、火消しに回っています。ちなみに永岡議員の公式サイトの方は、再び見られるようになっています。

武部幹事長「非常に有望、有能で、彼は農水省出身でわたしも農相経験者として目をかけていた政治家だ。痛恨の極みで、心からお悔やみを申し上げたい」(自殺の理由は)「全く分からない」
亀井静香政調会長亀井派会長)「(郵政民営化関連法案への対応で)相当悩み苦しんだのが事実なんだろう。自殺をすべきようなことがほかに起きていたとは思えない」「今も参院で(各議員に)強烈なプレッシャーがかかっているみたいだが、政治家は自分の政治信念で行動すべきだ。執行部といえども行き過ぎたことをしてはいけない」
平沼赳夫経産相亀井派)「執行部からプレッシャーがかかって、政治信条を強引にねじ曲げられたことを相当悩んでいたと思う。今の強権的なやり方の犠牲者だったんだと思う。後に残るわれわれが無念の気持ちを果たすため一致団結して頑張りたい」

亡くなった方を政治の駆け引きの道具にするような状況は好ましくないと思いますが、この状況は自民党執行部が作ってしまったものです。

*1:自民党執行部は郵政関連法案に反対した議員は次の選挙で公認しないような事を言っていた。