サマワの自爆テロ犯拘束はデマ?

朝日新聞の報道によりますと、当サイトでも14日にとりあげた、『13日にサマワの公共テレビ局であるムサンナ・テレビが、「イラク警察がサマワ自爆テロを計画していた男2人を逮捕した」(共同通信)と報じた』件について、ムサンナ州警察の複数の幹部に取材したところ、事実関係を否定されたということです。
これについて朝日新聞では、「14日の反知事デモに市民を参加させないために、知事側がニセの自爆犯逮捕情報を流したのではないか」とする警察幹部の話を紹介しています。
ところで、先日のキプロス機墜落ですが、ギリシア警察はメールを受信したという32歳の男を公共の秩序を乱した容疑で逮捕したということです。地元放送局に以下のようなデマを話したことが逮捕の理由で、「騒ぎを見るのが面白かった」「有名になりたかった」と供述しているということです。

情報『「機内が冷たく、身体が冷え切っている」と携帯電話でメッセージを送った乗客もいた』(読売新聞)
情報『乗客のひとりが親族に携帯メールで、「操縦士たちは真っ青になってぐったりしている」「さようなら、私たちは凍えている」と連絡してきた』(CNN.co.jp)

ただ、ギリシャ国防省筋が「機体から運び出された遺体のほとんどが内部まで凍結していた」と語るなど、上空で自動操縦により旋回していた2時間の間に、ほとんどの人が凍死していたと見られ急激な温度低下などがあったことは間違いないようです。また、死亡した121人の内、48人は子供だったということです。ご冥福をお祈りいたします。