フランスでも国歌問題。

日本では「君が代」の歌詞が天皇賛歌だとして批判する意見がありますが、今度、フランスでも国歌問題が勃発したと朝日新聞が報じています。なんでも、教育関連法が改正されてフランス国歌が必修になったのだということです。
フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」は、ルージェ・ド・リール作詞作曲の軍歌で元々は『ライン軍のための軍歌』という曲だったものが、フランス革命を支援するマルセイユ義勇軍に歌われたのをきっかけに題名がかわり、1795年7月14日に国歌になったということです。(詳しくは各々で調べてください。)歌詞は次の通り(Wikipediaより引用)。

●1番
いざ進め 祖国の子らよ
栄光の日は やって来た
我らに対し 暴君の
血塗られた軍旗は 掲げられた
血塗られた軍旗は 掲げられた
聞こえるか 戦場で
蠢いているのを 獰猛な兵士どもが
奴らはやってくる 汝らの元に
喉を掻ききるため 汝らの女子供の
●コーラス
武器を取れ 市民らよ
組織せよ 汝らの軍隊を
いざ進もう! いざ進もう!
汚れた血
我らの田畑を充たすまで

7番まであるようですが、訳があるのはこれだけでした。歌詞の残虐性と、差別的な表現(汚れた血)が問題視されているということです。アメリカでは国歌を歌えない人が多いといいますし、各国とも色々あるようですね。

2004年10月28日に赤坂御苑で開かれた園遊会にて
東京都教育委員米長邦雄永世棋聖(61)「日本中の学校で国旗を揚げて、国歌を斉唱させるのがわたしの仕事でございます」
天皇陛下のお言葉「やはり、強制になるという考え方でないことが望ましいですね」
米長「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」

知らないと恥ずかしいのですけれどね。