イラクで将棋倒し、数百人が死亡

イラクの首都バグダッドで現地時間の今日午前、イスラムシーア派のカディミヤ廟近くのチグリス川に架かる橋の上で巡礼者が将棋倒し、Yahoo!Japanに掲載された時事通信の19時4分更新の記事によると、AFP通信が治安当局者の話として「少なくとも637人が死亡」したと伝えているということです。
報道によると、この日は殉教した指導者の祭典があり数千人〜数百万人が集まっていたようだということです。巡礼者の中に自爆テロを企てているという情報が広がりパニックになり、多くの人が35メートル下のティグリス川に落下したということですが、何故これほど多くの死者が出たのか原因は不明です。ほとんどの人が水死だと見られ、現場では多数の遺体がまだ漂っているとCNNは伝えています。死亡した人の多くは女性や子どもだということです。また、巡礼の列や橋付近に迫撃砲が撃ち込まれたという情報もあり、7人ほどが死亡しているということです。
イラクでは、先日スンニ派の了解を得られないまま、新憲法の草案が了承され秋には選挙が行われる予定ですが、スンニ派武装勢力シーア派に対しテロを繰り返しているということです。