「週刊!ストーリーランド」の盗作騒ぎ。

本当に、ふと思い出したのですが、NTV系のアニメで「週刊!ストーリーランド」というのがありました。物語やシナリオを募集してアニメを制作し、公開するといった趣旨の番組なので、ブラックユーモア調の、どちらかといえば大人向けのアニメを放送していたのですが、「この話はどこかで?」みたいな作品が結構流れていました。…で、あの後、どうなったのかなと、「週刊!ストーリーランド」のWEBサイトを見てみたら、トップページに次のような文言が掲載されていたので、引用します。

番組のご感想をお寄せください。
いつも応援ありがとうございます。
週刊ストーリーランドは「H13.9/13(木)放送分」をもって最終回となりました。
長い間ご覧いただき誠にありがとうございました。
先日(12/14)OAした『殺意を生む騒音』についての反響が大きかったので、この場を利用してご説明いたします。
「面白かった」というご意見の中に、「あの話は盗作じゃないか」というものがあまりにもたくさんあってびっくりしています。
そのほとんどが「週刊ヤングジャンプ」(集英社)の『ハッピーピープル』(釋英勝・原作)に似ているというものでした。
ここで、誤解がなき様に説明しますと、あれは「似ている」訳ではなく、『ハッピーピープル』が原作なのです。元々、視聴者の方から『ハッピーピープル』の「勉強はいい環境の元で◎」という作品が面白いので、是非アニメ化して欲しいとのお手紙をいただき、放送したものです。もちろん、原作者の釋英勝先生、及び集英社さんのご了解をいただき、製作したものです。
ストーリーランドでは、オリジナル作品だけではなく、こういった原作もののアニメも放送していますが、原作のご紹介は、番組の最後の紹介コーナーで行なっております。この『ハッピーピープル』も当然、原作紹介をしています。たぶん、「盗作」だと感じた視聴者の方は、この部分をご覧にならなかったものだと思われます。

この番組は最初の何回かしか見ていないので、この回も恐らく見ていないと思うのですが、調べてみると、原作紹介は気付く人にしか気付かないような調子で行われていたようで、他にも藤子・F・不二雄先生の作品などがアニメ化されていたようですが、ファンから不感を買っていたようです。(事実、藤子・F・不二雄ファンの知り合いも盗作だと怒っていました。)

しかも、Wikipediaの記事をよくよく見てみると「あなたの知っている物語を大募集」として物語を募集していたと言うことで、最初から、そういう番組だったのですね。なんというか…、番組内で視聴者をミスリードするような表現をしていたような記憶があるのですが…。
ところでこの番組、『最終回に「スペシャルとして復活します」と言った』とそうです。番組を総括すると、とても困った番組だったようですが、今後、復活することはあるのでしょうか。