志賀2号機に運転差し止め命令、金沢地裁

金沢地方裁判所は、耐震性に問題があるとして北陸電力の志賀2号機の運転の差し止めを住民が求めていた裁判で、運転の差し止めを命じました。北陸電力は、直ちに控訴、運転は継続されます。

判決「想定されたM6.5の直下型などを超える地震が発生する具体的危険性があり、原発の多重防護が有効に機能すると考えられない。地震によって、周辺住民が放射線を被ばくする可能性がある」「原告のうち、最も遠方の熊本県在住者でも許容限度の年間1ミリシーベルトをはるかに超える被ばくの恐れがある」

多くの原発は付近に活断層がない場合、10km離れたところでM6.5の地震が起きても問題がないように設計されており、志賀2号機もその様に設計されていると言うことですが、政府の地震調査委員会は昨年、志賀2号機の近くにある邑知潟断層帯でM7.6の地震が起こる可能性があると示していました。
…耐震性に問題がなければいいのですが、仮に問題があるとすれば運転させるわけにはいかないように思います。でも、簡単に改良工事等ができる施設でもありませんし…、なかなか。