IOデータがBlu-ray Disc対応記録型ドライブ発売へ

パソコン周辺機器大手のアイ・オー・データ機器(I-O DATA)は、2006年4月21日、業界初となるBlu-ray対応の記録型ドライブの発売を発表しました。商品の出荷は6月上旬を予定しており、メーカー小売希望価格はUSB2.0接続の外付け型で11万6,000円(BRD-UM2)、ATAPI接続の内蔵型で10万5,000円(BRD-AM2B)だということです。

対応しているメディアは下記の通り。

  • 記録できるメディア
    • BD-R(1層/2層・2倍速)、BD-RE(1層/2層・2倍速)
    • DVD±R(1層・8倍速/2層・4倍速)、DVD-RW(6倍速)、DVD+RW(8倍速)、DVD-RAM(5倍速)
    • CD-R(24倍速)、CD-RW(16倍速)
  • 読み込みできるメディア
    • BD-ROM(2倍速)、DVD-ROM(8倍速)、CD-ROM(32倍速)

BD-REDVD-RAMについては、ケースに入ったタイプのメディアは利用できないと言うことです。
また、ハイビジョンビデオカメラから映像を取り込んでBlu-ray Disc作成できるソフト「Ulead BD DiscRecorder 2.5」や、「BD DiscRecorder」で記録したBlu-ray Discを再生できる「InterVideo WinDVD BD」*1、DVDプレーヤーソフト「InterVideo WinDVD 5 for OEM」などが付属すると言うことです。
Blu-ray Discは民生用の最新の記録メディアで、従来のメディアでは9.4GBしななかった容量が50GBに増えたほか、レートが4.5MB/sのハイビジョン映像を直接記録することができます。SONYが発売を予定しているPlayStation3でも利用される予定です。今年夏に発売予定のBlu-rayプレイヤーが10万円を超えるという報道がありPlayStation3の販売価格も10万円を超えるとの噂もありますが、今後どれほど価格を下げられるか注目です。
なお、次世代DVD規格ではDVD HDという規格が競合しており、主導権争いを繰り広げています。
松下電器産業のほうが、IOデータより少し先にプレスリリースを出していたようです。内容は、6月10日から内蔵型のBlu-ray Discドライブ発売・Blu-ray Discドライブをパソコンメーカーへ出荷・パソコンデータ用2倍速 Blu-rayディスク4機種を発売です。IOデータから出るドライブは『パナソニック四国エレクトロニクス製「SW-5582」』を採用していると言うことなので、パソコンメーカー向けに出荷された「ハーフハイト BDドライブ」のようです。

*1:市販のBD再生については、後日案内があるとのこと