竹島周辺海域調査、日韓次官が会談

日本と韓国の両国が領有権を主張し韓国が実行支配を行っている、日本海にある島根県の島「竹島」(韓国名・独島)の周辺海洋測量調査を日本が行おうとしたところ、韓国側が警備艇約20隻を出すなどし日本の測量船が排他的経済水域(EEZ)に侵入した場合は拿捕する考えを示した問題について、日本の谷内正太郎外務事務次官が韓国に渡り今日夕方にも韓国の柳明桓外交通商省第一次官らと会談する予定です。
この問題について日本は、韓国が竹島周辺の海域を韓国名表記にする案を、6月にドイツで開かれる国際会議で提出することを見送れば調査を中止すると伝える模様です。一方韓国側は「日本が暫定的にでも調査計画を中止すれば、その後に外交協議を行える」としており、調査中止を求めるかまえです。



朝鮮日報ポータルサイトDAUMは「日本、独島(日本名・竹島)近海の排他的経済水域探査問題」に関するニュースをリアルタイムで見せる生中継ページをオープンしたと21日伝えた。 』



仮に会談が不調に終わり調査が強行された場合、最悪、韓国の警備艇が日本の測量船を拿捕することになります。報道によると日本政府は既に外国に対し事情を説明していると言うことですが、今回の問題が世界的に報道されるのは必至です。それが、「日本による領海侵犯事件」として報道されるか、「韓国による測量船の拿捕事件」として報道されるかが問題で、朝鮮日報では韓国外務省関係者の「“韓国の妨害で調査ができなかった”と国際会議で訴えることができる」といった声を伝えています。
竹島は日本と韓国のほぼ中央に位置し、1692年には日本人と朝鮮人が遭遇して領有権問題が発生していますが、当時は日本側が竹島への渡航を禁止することで一応決着しています。竹島は広大な排他的経済水域を有しており豊富な海洋資源があるそうです。