赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の撮影画像公開

2006年2月22日に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)が撮影した画像が2006年5月22に公開されました。公開されたのは反射星雲IC4954の遠赤外線・中間赤外線画像と渦巻き銀河M81の近・中間赤外線画像です。1983年にアメリカ・イギリス・オランダにより行われた世界初の赤外線天文ミッション「IRAS (Infrared Astronomical Satellite)」で提供されてきた赤外線地図に比べて、解像度や感度が大幅に改善されているということです。

赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)は2006年4月13日に望遠鏡開口部の蓋開け、観測装置全系への電源投入・機能・性能確認、望遠鏡の焦点調整、姿勢制御系の調整等を順調に行ってきたということです。