パソ検の導入を検討しては

道路や通信回線などのインフラで利用されている機器は、他の利用に影響を生じないように一定の制限が設けられています。例えば車だったら事故を起こさないように車検が義務付けられていますし、電話機では電気通信端末機器審査協会(JATE・じぇいと)など*1が技術的条件を満たしているか検査する必要があります。
これに対しインターネットに接続されているパソコンでは、規制が全くないといっても過言ではなく、利用者の気付かない所でパソコンがボットというタイプのウイルスに感染し、迷惑メールを大量に送信している事例も少なくありません。本日、大手ISPBIGLOBEがメールの送信数を制限し、ボットに感染している疑いのあるユーザーは通知するなどとした対策を発表しましたが、メールの送信数が規制されると困るユーザーも居ますし、通信事業法ではISPがメールの内容を確認することも禁じられているために、同様の対策は難しいと思います。
そこで、『パソ検』を導入して、検査に合格していないパソコンをインターネットに接続することは禁止する…というのはどうでしょうか。

*1:2001年の法改正で民間の検査業者が検査できるようになった