EYE-ONE Display 2が届いたので、遊んでみた。

昨日、注文していた「EYE-ONE Display 2」(グレタグマクベス製・販売:恒陽社)が到着しました。3万6,750円。決して安い金額ではありませんが、やっぱり自称デザイナーの端くれとして、これくらい持っていた方が良いかな…と思いまして。同じくグレタグマクベス製の「huey」でもいいかとも思ったのですが、折角だし奮発してみました。
というわけで、一番最初に事務用パソコンに繋がっている1998年12月発売のメルコ(現在のBUFFALO)「FTD-XT14S-A2」の調整…。視野角が極小で、どの色に調整されたのか判別不能でした。不覚。
次に2002年頃に購入したNECのVALUESTAR VC500/2に附属する液晶ディスプレイ。スペック表には型番はF15H61で15型の高輝度デジタルTFT液晶だという説明があります。この液晶、どういった由来の製品化は分からなかったのですが、色域は結構広かったです。(特性が違うので比較しにくいのですがNANAOが公開しているL887のICCプロファイルよりは色域がありそうでした。L997よりちょっと狭いぐらい。)ただし、デジタル接続にも関わらず、ガンマが各色バラバラになってしまいました。調整方法が悪かったのかも知れません。でも、モニタにもビデオカードにも色を調整する仕組みが付いていないし、調整の仕様がない…。
最後に仕事で利用しているSONYのCPD-E200です。VAIOを購入したら、いっしょについてきたやつ。中古で買うと1万円しない17インチのFDトリニトロンCRTです。2000年の暮れに購入しましたので、かれこれ5年半利用していることになるでしょうか。調整した時に表示されるグラフはこちら。(PNGで減色してあるので、グラフに変な模様が付いていますが、気にしない。)
http://blogs.yahoo.co.jp/komutai_tk/38290901.html
ガンマはほぼ適正に調整できました。よそ様のブログを参照したところNANAOのL997あたりでは、デジタル接続にすると、ほぼ一直線になるそうなのですが、Gが微妙に合いませんでした。各色調整が付いていないので…ちょっと残念。色域はF15H61よりも広く、L997(よそ様の実測&公開されているICCプロファイルの値を参考にしました)より狭いという結果でした。ただ、価格や見やすさを考慮すれば、時代はまだトリニトロンだろう!などと一人で悦に浸っていました。新品はもう売っていないようなので、いつまで持つか非常に心配です。
試しに以前印刷したファイルを開いてみると、確かに調整前より近くなっているように思いました。ただ、100%のシアンやマゼンタ、CY100の緑など、色が違っていて、モニタの限界を感じました。…ちょい淋しい。