国の借金、一人当36万円増

2005年度末時点で国債や借入金などで国がしている借金の総額は、2004年度末から45兆9288億円増えて827兆4805億円になったということです。国民一人当たりに換算すると647万6千円の借金で、1年で36万円増えたことになります。
小泉政権国債の発行抑制と歳出の削減に努めましたが、今後景気が回復すると利率が上がるので、今後も厳しい状況が続く見通しです。



…1年で借金が36万円増えて、647万6千円ですよ…って。子どもや老人が、こんな借金を返せるとは思えないので、2006年5月30日発表の労働力調査(速報)による就業者数「6368万人」で割ってみました。1,299万4千円。借金の特性上「増やさなければいい」わけで、この1千万円を就労している人全員が返さないといけないわけではありませんが…、
今後就労人口は大幅に減少する見込みですし当然それに伴って経済も縮小するでしょう。しかし、利率はそう簡単に下がるわけではなく…、早く国債を償還するお金を確保しないと日本は立ちゆかなくなるわけですが、それには歳出削減と増税しかないわけで。
日本の将来、暗いですね。

そういえば、先日了承された2006年版通商白書には、日本を『「投資立国」にせよ』と書かれているそうです。少子化で経済力が低下するのを防ぐためには、アジアへの直接投資を行う必要があるという内容だそうで。…日本では実際には資本成長が起きないわけで、それこそマネーゲームだと思うけど…それ以外にいい手が思いつくわけでもなく。ただ、日本はアジアに嫌われるような気が。