サムスン電子がスゴイ

日本では60万円以上するAdobe RGB対応の液晶ディスプレイですが、今度サムスン電子Adobe RGB対応ディスプレイ「SyncMaster XL20」を16万円前後で発売すると言うこと。60万円というのは背伸びをしても無理ですが、16万円だったら手が届かない金額ではないですよね。
液晶でAdobe RGBの色域をカバーするためには、バックライトにLEDを利用する必要がありまして、2004年6月18日にNEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社が発表した液晶や、ソニーが2004年8月19日に発表した「トリルミナス」が同様の仕組みを採用しています。
液晶パネルについては「安かろう悪かろう」と言われる外国企業ですが(それでもサムスンは世界一の液晶パネルメーカーです)、ソニーと提携していることもありますし、侮れません。日本企業の動向が気になります。
さて、サムスン電子液晶ペンタブレット「SyncMaster 720TD」も発表しています。ペンタブレットについてはWACOMが高い技術を持っており、特に電磁誘導を利用した無線・バッテリー無しタイプのペンは便利ですし、分解能・筆圧の性能も大変なものです。そのWACOMが出している液晶ペンタブレット「Cintiqシリーズ」は、15型で10万、17型で20万、21型では35万円もしますが、今度サムスンが出す液晶ペンタブは充電方式(連続使用3時間)だそうですが、今までWacom以外にまともな液晶ペンタブレットが出ていなかったので価格設定が気になります。
そういえばLG電子から電磁誘導方式の15インチの液晶ペンタブレット「Flatron tablet L1530TM」が、5万円ぐらいで出ていたような。
遠くない将来、Adobe RGBに対応した液晶ペンタブレットが出るんだろう…と、淡い期待を抱きつつ。