Internet Explorer 7の正式版リリース

ソフトウェア大手のアメリMicrosoft社が開発しているWEBブラウザの最新版であるInternet Explorer7IE7)が、日本時間の2006年10月19日(アメリカ時間の同18日)正式にリリースされました。Microsoft社の公式WEBサイトで公開される数時間前に、サーチエンジン大手のアメリYahoo!で、Yahoo!向けに最適化された「IE 7 Optimized for Yahoo!」が公開されていました。

なお、日本語版のリリースには、なお数週間要するようです。IE7の特徴は次の通り。

  • WEBサイトを見る機能の強化
    • ページをタブで切り換えられる「タブブラウズ機能」
    • アドレスで日本語が使える「国際化ドメイン」へ対応
    • 背景を綺麗に透過できる画像形式「PNG」への対応強化
    • イメージのレイアウトを設定する「CSS」への対応強化
    • WEBサイトの更新情報を取得する「RSSフィード
    • ページの拡大・縮小表示機能
    • ページの表示高速化
    • ボタン類の配置の刷新(メニューバーを非表示に)
  • 安全性の向上
    • フィッシング詐欺サイトを表示させない「フィッシング詐欺検出機能」
    • ポップアップ広告を表示させない「ポップアップブロック」
    • 履歴の削除機能(インターネット一時ファイル、Cookie、履歴、フォームデータ、パスワードなどを任意に削除可能)
  • その他の便利機能
    • プリント機能の強化(今まではプリント時に紙から文字がはみ出したりしていた)
    • 検索窓の設置
    • アドオンの追加、管理

日本語版のIE7は、正式版リリース後に手動でインストールする必要がありますが、リリースより6ヶ月後に自動的にインストールされるようになるということです。IEMicrosoft社の基本ソフト(OS)である「Windows」に標準で組み込まれており、高いシェアを持っていますが、2001年9月にIE6が公開されてから更新されておらず、実に5年ぶりの新版リリースとなりました。そうこうしている間にMozilla FirefoxOperaなど、他ブラウザの発展が目覚ましく、IE7で提供されているような機能は既に利用可能でした。なお、IE7は最新のWindowsにしかインストールできず、Windows2000やMe、98以前にはインストールできません。
個人的にはFirefoxの利用をお勧めします。

…ところで、Mozilla Japanのマスコットキャラクター「フォクすけ」が、初期のWEBブラウザMosaic*1」の説明のページでHなページを見て喜んでいる絵があるんですが………これって………。

*1:IEFirefoxの元になったとも言えるWEBブラウザ