CRT高画質神話は本当か?──前編
CRT vs 液晶ディスプレイ
という記事を、ナナオの人を解説に招きITmediaでやっていました。最新の液晶と、経年劣化したCRTを比較するそうです。曰く、CRTは経年劣化で次のような症状が見られ
- フォーカスのずれ
- コンバージェンスのずれ
- 「黒」と「白」の浮き沈み
- 色の均一性の損失
- 画面の歪み
そもそもの性能も液晶の方が優れているとか。
- 色域
- 60万の液晶と20万のCRTを比べて、60万円の方が高色域って…あたりまえでしょ。経年劣化を言うなら、15万円の液晶と中古で1万円のCRTと同じ色域であることに注目して欲しいものです。
- 輝度とコントラスト
- 輝度って80〜120cd/m2あれば十分でしょうに。コントラストは液晶が最高でも1000:1程度であるのに対し、CRTを無限大だと認めつつ、意味がないとするのもどうかと。
- 階調性
- 好みの問題って(汗)
- 視野角による色変化の大きさ
- CRTには視野角という概念は存在しないわけですが。
- 応答速度
- こちらはCRTが有利だと認めていらっしゃいます。
で「発色特性ではCRTよりも液晶ディスプレイが高画質」と結ぶ。フォーカスのズレや「黒」浮き等の経年劣化については液晶の方が優れていると認めますが、CRT信者として後ろの方は納得できない。