北海道に津波警報

気象庁は2006年11月15日午後8時29分に津波予報を発表。北海道太平洋沿岸東部とオホーツク海沿岸に津波警報を発表しました。津波の到達は早いところで午後9時10分で、最大2Mの津波が予想されると言うことです。この津波は11月15日午後8時15分に択捉島の東北東390km付近で起きたM8.1の大地震によるものです。震源は北緯46.6度、東経153.6度、深さ約約30kmです。

震源(岸から遠いので、[-]ボタンでズームアウトしてご覧下さい。10回ぐらい連打するといい感じです。)

気付いたのが8時50分頃だったのですが、NHKは全チャンネルずっと津波情報を流しています。今日はNASAスペースシャトル国際宇宙ステーションISS)と初のハイビジョン生中継が予定されているのですが、どうなるのか。民放は画面の端に文字情報を表示したり、何も表示していなかったり。北海道では各地に避難指示や避難勧告が出ています。

NHKは9:52分頃、午後9:29に根室で40cmの津波が観測されたと伝えました。9:54に始まったテレビ朝日の「報道ステーション」では前気象庁長官の山本孝二さんが緊急に出演してます。NHKは10:09までに釧路で9:55に20cmの津波を観測したと伝えています。

  • 22:04:50に始まった気象庁の鉢嶺猛津波監視課長の記者会見要旨
    • 地震情報及び津波予報の概要
    • 21:29根室市花咲港で0.4Mの津波
    • 21:30現在余震は1回
    • 震源付近では9〜10月に一時的に地震が活発化していた
    • この地域での津波予報は2003/9/26の十勝沖地震以来(2.55Mの津波を観測)
    • マスコミに配布した図表の説明
    • 警戒・注意の呼びかけ

NHKは結局0時から国際宇宙ステーションとの中継を始めました。電波の状態が悪いらしく、若干とぎれとぎれではありましたが(^_^;)
津波ですが、午後11時30分頃に警報を解除、翌午前1時32分には津波予報をすべて解除しました。
翌16日の午前12時に新たに発表された情報によると、地震マグニチュードが7.9に修正され震源地も北緯46度42.1分、経度154度2.8分に変更されました。震源の深さは30kmのままです。
震源(岸から遠いので、[-]ボタンでズームアウトしてご覧下さい。10回ぐらい連打するといい感じです。)

また、津波予報が全て解除されてから3時間以上過ぎた午前4時9分に東京の三宅島で、今回の津波の観測値としては最大となる80cmの津波を観測しているほか、北海道でも午前3時〜5時頃に複数の箇所で60cmの津波を観測しています。気象庁のWEBサイトで、一部の津波予報が解除されたときに、津波情報が出ている区域を着色する地図が、誤って解除されていない箇所も「解除した」ように表示される問題が起きていたことも明らかになりました。同時に掲載される文書では正しく表記されており、地図の表示システムに問題があったようです。問題に気付いた気象庁側は地図を表示しないようにしました。
北海道では道のWEBサイトにアクセスが集中して閲覧しにくくなる問題も起きていました。気象庁側のサーバーは快適に動作し「更新ボタンを押して最新の情報を表示してください」旨、表記していました。体制は盤石の様です。Yahoo!Japanでは、津波情報を各ページの上部に表示しており、自分はこの表示で津波情報に気付きました。Yahoo!Japan偉い。また、SKY PerfecTV!110では一部の局で「津波アイコン」を表示しました。これは災害時に表示されるアイコンで、「震度4以上の地震」「津波注意報・警報発令中」「その他大災害の発生の恐れがある場合」に表示されます。
アイコン)http://www.skyperfectv110.jp/info_news/disaster.html
詳細はCh.001「スカパー!110メイト」やCh.100「スカパー!110プロモ」で伝えられることになっていましたが、昨日はそこまで確認しませんでした(^_^;)