米メディア、イラクは「内戦」

2003年3月19日(アメリ東部標準時)にアメリカ軍がイラクに侵攻し当時のフセイン政権を倒したイラク戦争後、新政府が樹立するも、宗教間の抗争等で治安の悪化に歯止めがかからない状態が続いているイラクですが、アメリカの主要メディアは現在のイラクの情勢を「内戦」と表現することになりました。2006年2月27日にアメリカのテレビ3大ネットワークのひとつNBCニュースが、イラク情勢を内戦と規定する決定を発表したのを受け、有力紙のロサンゼルス・タイムズやニューヨーク・タイムズも内戦という表現を利用することを発表しています。ブッシュ政権は以前から内戦状態ではないと主張していますが、ロイター通信は専門家が、メディアの表現変更で世論の反発が強まる可能性があるとみていると伝えています。