Windows Vista発売開始

ソフトウェア最大手のアメリMicrosoft社が開発したパソコン向け基本ソフト(OS)の最新版「Microsoft Windows Vista」の販売が、2007年1月30日午前0時から始まりました。都会の電気店などでは販売イベントが行われて人が集まったところもありましたが、Windows95の時のような盛況はなかったということです。Windows Vistaは、2001年11月16日に発売されたWindows XPの登場から実に5年ぶりに販売されるパソコン向けOSで、セキュリティー機能や検索機能の強化、GUIビデオカードを用いて3D表示する機能やペンタブレットを用いて操作する機能などが盛り込まれています。(バージョンが6つあり、全てのバージョンでこれらの機能が搭載されるわけではありません。)コードネームは「Longhorn」で、当初は2004年中に販売される予定でしたが開発の遅れが響き、企業向けの出荷が2006年11月30日に、小売り販売はクリスマス商戦を避ける形で2007年1月30日に販売されることになりました。
…世界同時発売だということですが、どの国でも2007年1月30日午前0時から発売が開始されると言うことなのか、日本が午前0時の時に、全世界で発売されるのか…どっちでしょうか。…報道を見る限りでは各国の時間で30日午前0時で、日付変更線をまたいで極東にある日本が一番早く販売できるのかな。
Windows Vistaのシステム要件は次の通り※()内はVistaの全ての機能を利用するのに必要な要件

  • CPU
    • 800MHz(1GHz)
  • メモリ
    • 512MB(1GB)
  • GPU
    • DirectX 9対応(DirectX 9対応、ピクセルシェーダ2.0、WDDM対応、グラフィックメモリ128 MB以上、32ビット以上の色深度)
  • HDD総容量
    • 20GB(40GB)
  • HDD空き
    • 15GB(15GB)
  • その他
    • (DVD-ROMドライブ、オーディオ出力、インターネット接続)

新たに出荷されるパソコンとしては、そんなに厳しい条件ではないと思います。特にCPUとHDDについては、要件を満たさないパソコンはまず無いでしょう。問題はメモリとGPUでしょうか。特にメモリについては、1GB以上搭載しているパソコンは、グラフィックや動画編集、3Dグラフィックなど特別な用途で利用してるものに限られるでしょう。
マイクロソフトでは利用しているパソコンがWindows Vistaに対応しているか確認するためのソフトを公開しています。
なお、Windows Vistaに搭載されている次の機能は、Windows XPにも提供されます。

また、ユーザインタフェースを変更するソフトも各種提供されています。