第21回参議院議員選挙、与党歴史的惨敗

2007年7月12日告示、7月29日投票の参議院議員選挙は、与党で第一党だった自由民主党が27議席、連立与党の公明党が2議席減らし、議会の過半数を割り込みました。これに対し民主党は28議席増やし議会第一党に躍進しました。

政党名 非改選議席 選挙前 選挙後 改選後議席
自由民主党 46 64 37 83
公明党 11 12 9 20
与党系無所属 1 0 1 2
民主党 49 32 60 109
共産党 4 5 3 7
社民党 3 3 2 5
国民新党 2 2 2 4
新党日本 0 0 1 1
諸派 0 0 0 0
無所属 3 0 5 8
その他 2 1 1 3

片山虎之助さんや保坂三蔵さん、景山俊太郎など有力な与党議員も次々に落選、与党自民党は歴史的な大敗となりました。参議院は任期が6年で、3年ごとに半数が交代、解散は行いません。



ところで、鹿児島テレビ(KTS)は7月29日11時43分頃、民主党公認の皆吉稲生さんに当確を出しましたが、実際には現職で自民党公認の加治屋義人さんが当選しました。KTSは独自に票を集計していたと言うことで、確かに集計は他の局より大分早かったのですが、得票数を集計し間違えたのが原因だと言うことです。KTS独自集計97%の時点で、集計ミスにより皆吉さんがリードし、開票が終わっていないところでは皆吉さんへ投票している割合が高いために誤ってしまったと言うことです。他の局は開票率99.3〜99.7%の時点で当確を出しました。今回の選挙で誤って当確を報じたのはKTSだけであったようです。ただ、親局のフジテレビでは独自の判断で当確を認めず、全国区では誤報はありませんでした。