海上自衛隊のイージス艦が、野島崎沖で漁船と衝突

2008年2月19日午前4時7分頃、千葉県野島崎の南の沖約42kmの地点で、海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」と、千葉県勝浦市・新勝浦市漁協所属の漁船「清徳丸」が衝突しました。漁船は船体が真っ二つになり、乗組員は2人と見られますが行方が分かっていません。
「清徳丸」は、長さ15メートル・約7トンの漁船で、19日未明にマグロ漁に出航。イージス艦「あたご」は、日本で5隻目の一番新しいイージス艦で、長さ165メートル、定員は300人で、速力30ノットだということです。ハワイ沖の演習から帰る途中であったようです。
現在防衛省は相次ぐ不祥事に頭を悩ませていますが、多数のレーダーなどを搭載した最新鋭のイージス艦が、民間の船舶と衝突し行方不明者を出したことで、更に厳しい批判にさらされることになりそうです。
午後5時50分からは、横須賀海上保安部が務上過失往来危険容疑で「あたご」への強制捜査が開始され、三十数人の海上保安官が捜査を行っています。