NHK世論調査、福田内閣支持率21%

NHKが2008年5月9日〜12日にRDDで行った世論調査(対象1772人/回答1084人)によると、福田内閣の支持率は21%だったということです。5月1日〜4日に行われた日本テレビ世論調査(対象1093人/回答616人)では21.6%、JNNが5月10日〜11日に行った世論調査(回答1202人)では23.2%、時事通信が5月9日〜12日に行った世論調査では19.9%となっており、いずれも20%台前半の値となっています。この数字は2001年2月に「首相が森さんだから」と森内閣の支持率が一桁台になって以来最低です。ちなみに戦後最低は1989年に竹下登内閣が退陣表明した後の7%だとか。
個人的には福田総理は、ここ最近で一番まともな総理大臣だと思うので、支持率がついてこないのは残念なのですが、宙に浮いた年金問題、後期高齢者医療制度の導入、ガソリン税暫定税率維持と一般財源化の問題、道路特定財源の無駄な支出、防衛省イージス艦が漁船と衝突して行方不明を出したり、陸上自衛隊員がタクシー運転手を殺害した問題…と、今までの自民党のツケやら、不祥事やらが押し寄せて、「背水の陣内閣」(by福田総理)というよりは、「尻ぬぐい内閣」(Yahoo!ニュース - 番付)といった感じ。
NHK世論調査では民主党の支持率が自民党を抜いてしまい、衆議院解散総選挙も行えない情勢ですから、去年の暮れ頃から「ある」と言われていた総選挙は、今年中には行われないかも知れません。