児童殺害で母親を逮捕、識者の意見は。

専修大名誉教授・森武夫氏(犯罪心理学)「GPS機能付いていると予め分かれば、殺害前に電源を切り、探査できないようにしていたことも考えられる」「壁に押しつけたまま首を絞め、ずり落ちたことも考えられる」「変質者や家族に恨みを持つ者、子供同士のけんかの線など幅広い捜査が必要だ」「これまでに悲鳴がしなかったことや、誰かが連れ歩いている姿も見られていないなど非常に謎が多い。この謎を解くことが捜査のカギになる」(9月19日産経新聞電子版)
元警視庁捜査1課長・田宮栄一氏(75)「土地勘があり、公園内で子供を物色していた可能性がある」(9月19日産経新聞電子版)「子供を狙った犯罪は、まず幼児性愛者による可能性がある」「大人とうまく付きあうことができない若者が、自分の欲望を満たそうと子供に向かうのではないか」「複雑な社会にうまく適応できない若者が不満を抱え、自分より弱い者に刃を向けるケースも考えられる」(9月21日付産経新聞電子版)
上智大名誉教授・福島章氏(犯罪心理学)「最近は、社会から疎外された気持ちを強めた若者が自分の存在を誇示する手段として、遊び感覚で、手っ取り早く自分よりも弱い子供を狙う犯罪が多い」「マスコミで事件が取り上げられることで、自分が有名になり、何か達成感を得たような気持ちになっているのではないか。こうした傾向は30代までの世代に強い」(9月21日付産経新聞電子版)

犯行の様態から、性的な目的ではなく衝動的な殺意を持って殺害された可能性が高いと思っていました…というか、当時現場には多数の人がいたにもかかわらず、誰も不審な人物を目撃せず叫び声なども聞こえず、わずか1〜2分の間に犯行が行われたということからも、幼児性愛者の線は低いと思うのですが、専門家的にはどうなのでしょうね。産経新聞が、恣意的に幼児性愛者の犯行説を唱えた専門家の意見だけを載せた可能性もありますが。