文部科学相、また失言

毎日新聞の報道によりますと、中山成彬文部科学大臣は大臣就任祝賀会の席で次のように述べました。

もう失言はしないようにしようと思っている。本当は失言したいんです。今日はマスコミはいるの? じゃあ、あまりしないように

というわけで、マスコミがいる前では失言は無いだろうなと思っていたところ、

「自虐的な教科書がいっぱいある」(教育基本法を)「私としては『愛国心』という言葉でまとめ、改正したい」「自虐的な教科書がいっぱいある。日本が悪いことばかりしたという教科書がある」

などと述べたと言うことです。同相は、昨年も教科書問題に触れ韓国メディアらの強い批判を受けていたということです。
ご自身の主義主張を述べたい気持ちは分かりますが、こういう発言をしたら批判を受けることぐらい分かっているでしょうに、個人や一政治家としての立場ならいざ知らず、文部科学大臣としての発言としてはいささか軽率ではないかと。
中山成彬文部科学大臣のWEBサイト
ところで、具体的にどういう教科書を見て、『日本が悪いことばかりしたという教科書がある』と述べたのでしょう?そんなに何度も「自虐的だ」と言いたくなる教科書が存在するのでしょうか、大変興味深い所です。
一方、産経新聞の記事によりますと、韓国では『「ニューライト」(新右派)』と呼ばれる思想の持ち主が、新しい歴史教科書「教科書が教えない北朝鮮」を出版したということです。「韓国の歴史教育の“自虐史観”は是正すべきだ」として、教科書点検を行うと言うことです。こちらは主に、対北朝鮮の歴史についての話のようですが(既に日本の行ってきたことに対しては教育がされているからでしょう)、どこの国も同じですね( ̄▽ ̄)
教育は主義主張とは別の所でやってもらわないと単なる洗脳になってしまいます。より客観的な歴史を教育できるように研究者などは頑張ってもらいたいと思います。