液晶、ブラウン管に出荷数で勝

2005年6月22日発表の電子情報技術産業協会JEITA)電子機器国内出荷実績によると、今年5月のテレビのシェアは出荷台ベースで液晶テレビ50.2%に対し、ブラウン管は42.8%だったということです。ちなみに、プラズマディスプレーは5.2%、以下表にまとめます。

  シェア 出荷台数 前年からの伸び率
液晶 50.2% 29万1000台 74.9%増
ブラウン管 42.8% 24万台 32.4%減
プラズマ 5.2% 2万9000台 17.4%増

薄型テレビの台頭は留まる所を知らず、既にブラウン管が液晶に取って代わられるのは時間の問題だったために、今回の内容は象徴的な意味しかありませんが、まだ一部の高解像度・広色域タイプの液晶を除いて、画質ではブラウン管が優位に立っているように思える中、ちょっと残念な気持ちもあります。
ついでに、DVDレコーダー、特にハードディスクを内蔵したタイプの台数が増えており、再生専用機の出荷台数は減っているということです。いよいよ、ビデオデッキの代替機としてのシェアが増えてきました。MDプレーヤーやCDプレーヤーはハードディスクや不発揮正メモリを利用したポータブルプレーヤーの影響か出荷数が減っているということです。